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パパと私

不倫をしちゃったパパだけど、今は普通に暮らしています。

最後の嘘をつこうと思った理由

ネット恋愛

 

一つ嘘をついたら、その嘘を隠すためにまた一つ嘘をつかなければならない。

それは幾つにも重なっていき、次第に自分の心を苦しめていく。

それから解放されるには、すべての嘘を露わにするしかない。

 

でも、それは自分の心だけが楽になれる方法。

 

知らされた方の心は、その人が背負っていた苦しみを代わりに背負うことになる。 

嘘をついた人の苦しみを、嘘をつかれた人が悲しみに変えて背負っていくことになる。

 

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いつもより遅く帰宅したパパの表情は、朝と同じ暗いものだった。

それは、少し不機嫌そうで、どこか悲しげな表情。 

 

「おかえり。」

 

私は、いつもと同じように出迎えた。

でも、パパは黙ったまま、何も言わずに着替えを始めた。

私は、目線を逸らしてばかりのパパの顔をしばらく見つめた。

 

今、彼とのことをパパに話せば、私は嘘をついていた苦しみから解放される。

パパが私と向き合わなくなったのが、出会いを探すきっかけになったこと。

体でこそ裏切ってはいなかったけれど、心は彼に惹かれていたこと。 

そして、いつか二人で会おうとしていたこと。

 

それらをすべて話せば、私はもう何も背負わないで済む。

嘘をつき、家族を騙していたという自責の念から、やっと解き放たれる。

 

本当はそうするつもりだった。

本当は、そうしたかった。

 

でも、私には出来なかった。

そうされる側の気持ちを、痛いほど知っていたから。

 

パパが自分の不倫の話をしていた時、私にこう言ったのを覚えてる。

「俺、やっと心が軽くなったよ。。。」

私は、その言葉を笑顔で受け取った。

でも、パパの心が楽になった分、今度は自分の心が苦しくなっていった。

知らなかった事実が幾つも明らかになっていく度、心が追い詰められていくのが自分でもわかった。

もし私が彼とのことを話したら、そんな思いをこの人にもさせてしまう。

言葉を口にすることも出来ないほど、パパは今思い悩んでいるのに。

きっと、今日一日中仕事をしていても、色んな想像に胸を痛めていたに違いない。

そう思ったら、私は彼とのことを話せなくなってしまった。

 

私は、嘘をついてパパを騙していたことで感じていた苦しみを、そのまま自分で背負っていこうと決めた。

私は、パパを苦しめたくて彼のことを好きになった訳じゃない。。。

そう思い、私は最後にもう一度だけ嘘をつくためにパパに話しかけようとした。

でも、二人の沈黙を先に破ったのは、パパの方だった。 

 

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初めから読みたいと思ってくれた方は、こちらの初回エントリをどうぞ。

不倫が変えた私の生き方 

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