パパと私

不倫をしちゃったパパだけど、今は普通に暮らしています。

彼への想い

 

ネット恋愛って、今のこの時代にも溢れているのかな。

文字や言葉から始まり、電話で相手の声や話し方の特徴を知る。

そして、写真で相手の顔やスタイルを把握して、リアルな空間で相手のすべてを見る。

 

そんな、一つ一つ丁寧なプロセスを経て辿り着く恋愛。

今でも、叶えている人っているのかな。

 

人を好きになるのに、出会う形など関係ない。

たまたまそれが、ネットの世界だっただけのこと。

それを批判したり反対する人は、多分少なくない。

でも、リアルな社会の中で出会うことと、そう変わりはない筈。

 

どんな形の出会いでも、どんな立場の相手でも、人は、本能で人を愛してしまう。

自分や相手の背景など関係なく、心を綺麗に奪われることもある。

道徳や倫理を無視してでも繋がる想いは、この世の中には溢れている。

 

ただ、私はそれを肯定しない。

いいことだとは、決して思わない。

でも、その心の中にある想いはその人のもの。

だから、ありのままの事実を、私は静かに頷き受け止めるだけ。 

 

彼の声が聞きたい。

 

私は、彼と毎日メールをしているうちに、そう思うようになった。

文字を見て彼の存在を感じるだけではなく、受話器越しの声を通して、彼をよりリアルに感じてみたかった。

優しさと、そばにいてくれる安心感に飢えていた私は、彼からのメールが届くのをいつも嬉しく感じていた。

誰よりも自分を理解し、誰よりも大切に想ってくれることが、女としてたまらなく嬉しかった。

でも、もっともっと彼の存在を近くに感じたい。

その欲深い想いだけが、私の心の中を埋め尽くしていった。

 

今思えば、その感情は、パパが不倫をした時に抱いていたものと同じだった。

現実の生活の中で感じる寂しさを、他の場所にある温もりで埋めて誤魔化す。

自分を必要としてくれて、自分の存在を求めてくれる人に心地よく依存していく。

囲まれた枠から解放されるかのような錯覚に目もくれず、どんどん闇に堕ちていく。

そんなことに、微塵も気付かないまま。

 

今なら、それが手に取るようにわかる。

でも、その時の私には、自分のしていることを「あの時」と重ねることが出来なかった。

それほど、私は彼との優しい時間に、彼という温かな存在に夢中になっていた。

遠い地に住む彼に。

 

ある日、私は思い切って彼にこう伝えた。

「貴方の声が、聞きたい。。。」

彼は、自分も同じ気持ちだったと返信してくれた。

 

「かけていいよ。」

 

その文字を見た私の胸は、激しく鳴った。

ときめきを感じるような年でもなく、ましてや、恋をしていい立場でもないのに。

でも、私の指は彼の番号を押していた。

一つずつ、ゆっくりと彼に歩み寄るように。 

 

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初めから読みたいと思ってくれた方は、こちらの初回エントリをどうぞ。

不倫が変えた私の生き方 


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