パパと私

不倫をしちゃったパパだけど、今は普通に暮らしています。

パパを待つ間に

 

彼女からのメモは、その存在自体に嫌悪を抱き、すぐに灰皿の中で燃やした。

でも、そこに書かれていた文字の印象も、内容も、今でもハッキリと覚えてる。

目ではなく、一瞬で私の心に深く刻み込まれたから。

 

それには、彼女の想いが込められていた。

既婚者だけど、女として生きている彼女の想いが。

 

だから、私にはわかった。

電話口での彼女の口調。

心の動揺ぶりの出た、声の震え。

そして、パパの答えにならないような、誤魔化し切れない感じの返事。

二人の関係を決定付けるには、それだけあれば十分だと私は思った。

 

私との2回目の電話を切った後、きっと、パパも色々と考えたに違いない。

 

彼女との不倫がばれた

 

その現実をどう乗り切るか。

私との結婚生活をどう変えていくのか。

そして、彼女との関係をどうするのか。 

 

その日、パパの帰りは普段よりも2時間ほど遅かった。

出張のせいもあったと思うけど、きっと、彼女と話をしていたんだと思う。

 

お互い家庭がある立場で、秘密を持っていた二人。

 

でも、私はその事実を知ってしまった。

もう、そのままにしておく事は出来ない。

 

どうしたらいい。

 

どうしよう。

 

二人の頭の中は、それでいっぱいになったと思う。

 

まだ誰も真実を口にしていないのに。

まだ誰も、認めていない事実なのに。

 

でも、もう状況は進み出してしまった。

その引き金を、私が迷わず引いてしまったから。

 

パパは、きっとたくさん考えたと思う。

私の事。

子供たちの事。

そして、彼女の事。

自分が関わるすべての関係を、その僅かな時間の中で改めて見つめ直したと思う。

 

そんなパパを待っている間、私は一つだけ強く思っていた事がある。

 

真実を聞いたら、あとはパパの意思を尊重しよう。

この先どうしたいのか。

誰と、どうやって生きていきたいのか。

 

すべて任せよう。

そう思っていた。

 

私は、私の事を好きでもない人と生きてはいけない。

私の事を必要としない人とは、生きていけないから。

 

だから、パパの生き方は、パパ自身に決めてもらう。

そう思いながら、パパを待っていた。

 

子供たちが眠りにつき、静まり返った寂しげな部屋で。

 

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初めから読みたいと思ってくれた方は、こちらの初回エントリをどうぞ。

不倫が変えた私の生き方 


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