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パパと私

不倫をしちゃったパパだけど、今は普通に暮らしています。

知りたかったのは、真実だけ。

不倫を知った時

 

パパとの電話を切ったあと、私は静かな部屋で一人考えた。

 

これからどうしよう。

これから、私はどうしたいんだろう。

何をして、何を知り、それを一体どうしたいんだろう。

答えは一つしかなかった。

 

私は、真実を知りたい。

 

その真実を知った先のことなど、色んなシチュエーションを描いたとしてもどうなるかなんてわからない。

とにかく今は、知らずに、気付かずにいた真実を知りたい。

ただ、その思いだけだった。

 

パパが言っていた「事務のおばさん」というキーワードに、私は賭けてみた。

それは、きっと女の直感だったと思う。

 

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彼女とは、毎年必ず年賀状の交換をしていた。

「いつもお世話になっております。」

そんな、普通のやり取りをしていた。

野菜があれば、お裾分けですと言ってパパに渡し、我が家で食していた。

その気持ちを有難く思い、感謝の気持ちをいつも年賀状に込めていた。

 

今思うとそれは、申し訳ないという自責の念からの行為だったのかもしれない。

きっと、彼女なりの気持ちだったんだと思う。

 

私は、パパの会社に電話をした。

そして、偽名を使い、彼女に取り次いでもらった。

もし自分の名前を言ったら、彼女は逃げるかもしれない。

そう思ったから。

 

受話器から、彼女らしき声が返事をしてきた。

「はい。〇〇ですが。」

激しい動悸がまだ続く中、私は、精一杯冷静なふりをしてこう言った。

 

「〇〇の妻ですけど。」

 

一瞬の空白が、そこにあった。

 

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初めから読みたいと思ってくれた方は、こちらの初回エントリをどうぞ。

不倫が変えた私の生き方 

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