パパと私

不倫をしちゃったパパだけど、今は普通に暮らしています。

パパの、最初の嘘。

 

私は、真実が知りたかった。

どしても、知りたかった。

 

私の知らない所で、一体何が起きているのか。

それがどんなに悲しい真実だとしても、逃げたくはなかった。

だから、私は震える胸を手で押さえながら、パパのケータイにコールした。

 

「もしもし。」

 

それは、いつものパパの声だった。

静かで、穏やかな、私の知っているパパの声だった。

 

「もしもし。今、話してていい?」

「今、運転中だよ。今日は出張だから。」

「じゃあ、いい。」

「いいよ、なに?」

 

私は、静かに深呼吸をした。

でも、あのメモを見つけた時から、動悸が治まる事は無かった。

 

「パパ、Yシャツの胸ポケットからメモが出てきたよ。」

「メモ?」

「うん。また会ってくれませんか?って書いてあった。あれ、何?」

 

パパの言葉が途絶えた。

私も、黙って答えを待っていた。

 

「あ、あぁ・・・。 あれは、事務のおばさんがふざけて書いたんだよ。」

「事務のおばさん?」

「あぁ。ただのイタズラだよ。」

 

嘘だ。

 

パパは、私に嘘をついていると直感した。

でも、それ以上パパを追及する事はしなかった。

 

パパの陰に、誰かいる。

 

瞬間的にそう思ったけど、それをパパに聞くことは出来なかった。

 

私はそれ以上騒ぐこともなく、そのまま電話を切った。

そして、パパの会社に電話をした。

後で聞いたら、パパはその後すぐに彼女に連絡を入れたらしい。

 

きっと、彼女のことを守りたかったんだね。

パパにとって、彼女は大事な人だったから。

 

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初めから読みたいと思ってくれた方は、こちらの初回エントリをどうぞ。

不倫が変えた私の生き方 


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