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パパと私

不倫をしちゃったパパだけど、今は普通に暮らしています。

ポケットの中の秘密

 

それは、いつもと変わらぬ日常の中で起きたこと。

 

私は洗濯をしようと思い、ポケットが付いてる服を一つずつ確かめていた。

子供たちの服、自分の服、そして、パパの服も。

すると、紙が手に触れたと同時に「カサッ」っという音がした。

 

「なんだろ?」

 

パパのYシャツの胸ポケットの中から、小さなメモが出てきた。

そっと広げてみると、そこには女性の文字で何かが書いてあった。

 

「今月から、娘がまた塾に通うことになりました。

 帰る時間が少しぐらい遅くなっても大丈夫そうです。

 だから、また、前みたいに二人で会ってくれませんか?」

 

目は文字の羅列を器械のように追っていたけど、文章の意味は頭に入ってこなかった。

 

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「何、これ・・・。」

 

私はそのメモを手に持ったまま、ゆっくりとソファーまで歩いた。

腰を下ろし、もう一度文面を眺める。

そして、気付く。

 

パパ、浮気してるんだ・・・

 

心臓の音がハッキリと体で感じられるほど、私は大きな衝撃を受けた。

まだ何も確かめていないのに、涙が勝手に頬を伝った。

 

パパはとっても真面目な性格で、浮気なんかするような人じゃない。

私はずっと、そう思ってた。

そう思い込んでた。

でも、このメモに目を通したパパは、私の知らないパパ。

そう思った瞬間、私は手に持っていたメモを強く握り潰した。

そして、その紙を灰皿の中に入れて燃やした。

 

自分でも動揺しているのがわかった。

ずっとあり得ないと思っていた事が、現実として目の前に突き付けられたのだから。

私は、震える指で友人に電話をした。

友人は、私の尋常ではない様子に異変を感じ、すぐ家に駆け付けてくれた。

泣きながら話す私の心に寄り添うように、彼女は優しく耳を傾けてくれた。

 

「そのメモは、どうしたの?」

「そこ・・・。」

 

私は、灰皿の中の灰を指差した。

 

「こういう物はちゃんと取っておかないと・・・。

 出す所に出せば、ちゃんとした証拠になるんだから。」

 

そんなもの要らない。

証拠なんて、要らない・・・。

 

そう思っていた私には、そんな事はどうでもいい事だった。

 

友人と話しているうちに、私は少し冷静さを取り戻した。

そして、友人が帰った後、もう一度電話を手に取った。

 

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初めから読みたいと思ってくれた方は、こちらの初回エントリをどうぞ。

不倫が変えた私の生き方 

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